それは世界規模で見れば当たり前のことではありません。
水が貴重なスーダンでは、人口のおよそ40%が家の近くで清潔な水を手に入れられない環境で生活しています。地域によって水を得る方法が変わってくることから、その課題も様々です。
川の近くでは、川の水を利用するのが一般的です。ナイル川本流と支流の沿岸地帯では、川から飲料水や灌漑用水を確保しています。
都市部では、川の水を浄水場で処理し各家庭へ配水する水道が張り巡らされており、日本と同じように蛇口をひねれば水が出てくる環境が整っています。しかし雨期の間には水量と濁度が急激に上がるため、浄水場の処理能力が追い付かず、蛇口から出る水も茶色くなってしまいます。
水道の恩恵を受けられていない沿岸の小さな村落では、直接川から水をくんで利用しているところも数多くあります。しかし川には、人や家畜の排泄物を含む様々なものが流れこんでおり、特に下流になればなるほど水は汚染されています。人々は、感染症の危険があることは理解していますが、他に選択肢がないために、不衛生な水を飲まざるを得ない環境にあります。
川から離れた村落では、水を確保するためには、井戸のような手段を考える必要があります。しかしスーダンの地下水は深いところにしかなく、井戸を作るには大掛かりな掘削が必要です。また水を引き上げるポンプを動かすために、電気の通っていない村落では発電機やソーラーパネルも必要となり、さらに多額の費用がかかります。そのため住民の力では設置が難しく、雨期の間にできた池などから直接水をくんだり、給水車から高い金を払って水を買ったりしている地域も多いのです。
活動内容はシンプルです。クラウドファンディング、校内の募金活動を資本として、現地に浄水剤及び浄水器を送ります。(スーダン事務局とNGO団体に協力依頼予定)達成目標として、募金額10万円を達成後、浄水器の購入費用へ。(配達料が高額の為皆様の支援が必要です!) また、クラウドファンディングの返礼として、長期的な活動内容報告、お礼のメッセージ、額に応じてスーダンの工芸品(予定)を考えてます。
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