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Introducing TAKUYA KAWAKAMI

2023 7月12日disk unionより全国発売

サックス一本で演奏される無伴奏のジャズ作品。デビュー作となる今回のリリース、自身の強い意志と音楽観を表現する為の選曲となった。

デビュー作となるソロアルバム

録音は大阪は日本橋にありますレコーディングスタジオ LubLabにて。このスタジオから上を見上げると通天閣が見える。

エンジニアはドクター西平さんとアシスタントミズモトさん。

そして、川上くんには名刺が必要との一言でこんな無謀な録音を決めて二人でスタジオに何度も入りリハに付き合ってくださりプロデュースして頂きました守家巧さんと。

一人だから出来ることと出来ないことがある。このスタジオに最初来た時は8人編成のバンドだった。スタジオの仕切り、どこかから扉を持ってきて仕切りを作ったりしたなとかそんなことをふと思う。

未だかつてないマイペースでリラックスしたムードの中、自分を追い込み、人を殺す一歩手前の様な音を沢山吹き震え慄き小躍りした。そしてプレイバック。これは聞ける。中々時間が止まってこのアルバムから抜け出すのに時間がかかる様な作品に仕上がる。不思議だ。

自信を持ってお届けできるかけがえの無い名刺が出来上がった

SSL4000
EMT140

エンジニア西平さんのマジック、アナログ卓、極め付けの鉄板リバーブ。今まで聞いたことのない演奏ができた。録音を聞きながら笑っている。紙一重の生と破壊そのような表現が可能なのは抽象芸術の中だけ。

この道を走り続けたい。次のアルバムは誰かと一緒にやるが。

アルバムには、オーネット・コールマン、エリック・ドルフィー、ジョン・コルトレーン、アルバート・アイラー、数々のジャズの巨人たちの曲が収録。バッハ、日本古謡も交えながら見たそこに流れる音律を自身の身体一つを通じ記録した。

ジャズと音楽の技法。即興演奏の本質的な魅力を一個の楽器から通してみた世界を皆さんと共有できたら幸いです。

【Member】

川上拓也(Asax,Tsax)

【Tracks】

1.Lonely Woman (Ornette Coleman)

私が実際にこの目でこの耳でこの体で体感したジャズメンでありフリージャズの騎手。オーネット。この曲のWomanはSaxophone のことだと感じる。奇しくも深夜の街角でこの曲を吹いていた時独りの女性が近づいてきた。楽曲の持つオーラ。

2.Out There (Eric Dolphy)

エリックドルフィーは20世紀最大の謎です。

3.Isfahan (Billy Strayhorn)

デュークエリントンの極東組曲からの一曲。サックス吹きなら一度はマルセルミュールとジョニーホッジスのトーンとビブラートの引力から逃れる事が出来なくなったことがあるでしょう?

4.Just a Closer Walk with Thee (Traditional)

ゴスペル。黄色人種である日本人として永遠に辿り着けないものであるが故に惹かれる。ジャズもまた然りであるが故にここまで理論体系が出来てもモノの本質はどこにあるのだろう。ここにこう文章で説明する事も同様の行為なのかもしれない。

5.Blues Connotation (Ornette Coleman)

ブルースはジャズのエンジン。独りでやるとなった時この曲しか思いつかなかったガソリンの様な曲

6.Ghosts (Albert Ayler)

軍楽隊。戦争が生み出す生と死。生の音楽。死者への手向け。アイラーは破壊せよとは言っていない。平和は力。

7.Sakura Sakura (Traditional)

海外から帰ってきて久々に味噌汁を飲んだ時と、ふと日本的な旋律を吹いた時、自分は日本人だと感じる。アルトとテナー重ねてみました。

8.Naima (John Coltrane)

マイルスがジャズに導入しコルトレーンが拡張していったモードはその後生まれたジャズの殆どに影響を与える。この作品を作る上で一番頭にあったのは旋律だけでなく、その歴史上に点在する楽曲が持つ匂い、モードのようなものを自分のフィルターを通じ繋ぎ合わせる事。自分一人だからできる事。まだ発展途上だが、NAIMAにはそのきっかけを随分与えてもらった。

9.My Foolish Heart (Victor Young)

ジャズの世界にはジャズスタンダードを通して接するのが定石。頭を一度リセットして挑むアカデミズムの結晶を紡ぎ出すようなトラックに奇跡的に仕上がった自分的教科書的演奏

10.Jesu, Joy of Man's Desiring (J.S.Bach)

日本性もそうだが自身のルーツであるクラシックも自分の体と切れない関係にある。音楽の父に敬意を。アンブシュアも20年前に戻す。ストラップをクッと上げて体を揺らす。そしてこの曲は人生で最も回数を聞いたバッハ。

【Credits】

Recorded at Studio LubLab

Mixed

Mastered

by Dr.Nishihira / Naho Mizumoto

Produced by Takumi Moriya

Jacket Designed by Kondo Yota

Costume provided by Takashi Mochida from Tailor Garments

Takuya Kawakami / Introducing Takuya Kawakami

品番:kwkm0001

発売日:7/12

価格:¥3,000